猫の血痕を拭くことが増えた。 愛猫ジャスタウェイ、通称「じゃす」の乳腺腫瘍が発覚してから3年が過ぎようとしている。 一度は手術をして取り除いたが、約1年後に再発。 生まれつき腎臓が片方しかなく、麻酔に耐えられるかわからないと言われた。 悩んだ結果、手術は諦め、経過観察を続けることにした。 腫瘍はどんどん大きくなり、じゃすの皮膚は今にも限界を迎えそうだ。 それでも、名前を呼べば駆け寄って来るし、返事もする。 変わらずに甘えて来るし、食は細くなったけれど大好きなおやつは沢山食べられる。 つらい様子は他人に見せない。 それが、猫という生き物だ。 だからこそ、寄り添っていてあげたい。 わたしはじゃすが…