【あらすじ&ひとりごと】 高校時代のスクールカーストの「いじめ」に関わった生徒たちそれぞれの思いの葛藤、苦悩を描いた小説です。 北海道の高校を卒業した3年6組のクラスメートたちに、10年前の卒業時、校庭に埋めたタイムカプセルの開封を兼ねて、同窓会の開催案内が届いた。 同窓会のSNSが立ち上がり、高校生活を懐かしむコメントに盛り上がる中、「例のタイムカプセルに遺言墨で書いたメッセージを入れた人がいますが、知っていますか」と発信元不明の書き込みがされる。 さらに「岸本李矢さんを憶えていますか」と。 そこに関わる生徒それぞれの視点で現在と過去が語られ、ある事実が明らかになっていく。そして同窓会当日を…