乾ルカ著の「心音」を読みました。けっこう重たい内容でした。 多額の募金を集めて渡米し、心臓移植をした少女「明音」の半生を描いた作品です。臓器移植、いじめ、逆恨み、延命治療そして尊厳死と、どちらの立場に立つかによって考え方が変わる答えを出せないテーマが散りばめられていました。 命の重みってなんだろう?重たさに自分自身が潰れてしまいそうになる、そんな息苦しさを感じるお話でした。 知っている人も多いかと思いますが、運転免許証の裏に臓器提供をするかしないかの記入する箇所があります。以前私はこのことについてすごく悩みました。臓器提供することによって助かる命があるかもしれない。でもその一方で「臓器提供をす…