ドル・スマイル理論たるものがあると知った。 ドルは強い。無駄な抵抗はやめなさいということらしい。 思わずにんまりしてしまった。 ドル高の要因となり得るものは数多く、「ドル・スマイル理論」が示唆するように米経済の高成長と景気減速の両方でドルが上昇する材料がそろっている。米金融当局のタカ派姿勢、もしくは世界的なリセッション(景気後退)がドルを急上昇させるのは時間の問題だと投資家は考えている。 メルボルンのヘッジファンド、K2アセット・マネジメントの調査責任者、ジョージ・ブーブラス氏は「抵抗しても無駄だ。ドルの勢いに逆らうべき時ではない」と言う。新興市場通貨からユーロまであらゆる通貨に対してドルが上…