『ウエイトスミス版』R戦車 何かが始まりそうで、始まらない。動けそうで、動けない。ガンガン進めるようになるよ、とわたしにささやいたあの予感はなんだったのだろう。わたしの予感も鈍ったもんだ。そんなこんなから現状を冷静に見つめる時間ができた。前ばかりを見ていたとき、気づかないふりをしていたことがある。それは、わたしの気持ち。気持ちは後からついてくると言い聞かせていたが、ここで足止めされるということは、この先心との隔たりは大きくはなっても縮まることはないのだろう。今は、わたしの意志が反映できるとき。それなのに自分の心を偽り、わたしをごまかそうとしていた。天から与えられた機会と捉え、いま一度自分の気持…