神園さやかの2枚目のCDアルバム。
1969(昭和44)年に20歳で鉄道自殺を遂げた立命館大学生の高野悦子(1949年生)の日記。 実父らの手によって、20歳の誕生日から自殺前日までの半年間の日記『二十歳の原点』が1971(昭和46)年に刊行され、ベストセラーに。映画化もされた。 続いて、17歳から19歳までの日記『二十歳の原点序章』、13歳から17歳までの『二十歳の原点ノート』が刊行された。
二十歳の原点 (新潮文庫)
二十歳(はたち)の原点序章 (新潮文庫 た 16-2)
二十歳(はたち)の原点ノート (新潮文庫 た 16-3)
《内容》 200万人が読んだ青春のバイブル!痛みと美しさにあふれた、ある女子大生による魂の日記――高野悦子没後50年。コミック版『二十歳の原点』も刊行!独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。高野悦子、20歳。立命館大学に通う女子大生。学園紛争の嵐の中で格闘しながら、理想を砕かれ愛に破れた彼女は、1969年6月に自ら命を絶った。本を読み、恋をし、生きることについて真摯に考え続けた彼女の日記は、没後に出版されてベストセラーとなった。青春の美しさと痛みに溢れた本作は、いまなお人々の心を打ち続ける――。 先日Xでこのような投稿があり、そのコメント欄にて紹介されていたのが、この本…
ボサノヴァをソロピアノで弾くというリスク まずLPをオークションで落札 業者さんにレコードをCD化してもらった ステージで想い出の曲を弾くことが最終目標 ボサノヴァをソロピアノで弾くというリスク エリーゼ音楽祭本選で弾くのは「Ricado Bossa Nova」というボサノヴァに決めている。 そもそもこの曲を知るきっかけとなったのは、バイト先で聞いたアルバム「JUNKO」の冒頭曲、「Ricordo Di Cairo」(同曲のボルトガル語タイトル)に魂をノックアウトされたからである。 当時あまりに気に入ったので、バイト先のオーナー氏に頼んでレコードからカセットテープにダビングさせてもらった。 そ…
「二十歳の原点序章」を読み始めた。立命館大学に入った高野さんが、部落問題研究部に入ったところ。 ここ奈良にも、何やら「部落差別」の場所があるらしいが、特に知りたいとは思わない。そんなの意識することが差別になると思うし、どこで生まれ育とうが、どうでもいいことだと思う。知って悪いことはないだろうけれど。 1970年前後?には、安保闘争で、大学生の樺美智子さんが国家権力に殺されてしまった。家には、樺さんの本が2冊ある。読んではいないが、写真にあった機動隊に殺された直後のような樺さんの姿が、生々しかった。 今のミャンマーが、同じような状況と想像する。あまりにひどい国家に対しては、反抗するしかないではな…
「二十歳の原点」を何年ぶりかで読む。1969年に、鉄道自殺した女子大生の日記。全共闘、民青、いわゆる学生運動の時代の、息吹のようなものは、とても感じる。その日々のこと、誰かを好きになったこと、自分とは何かということも、克明に描いていると思う。この本は、やはり好きだ。 しかし、どうしても気になる。この人が、自殺していなかったら、この日記は本にならなかったろう、ということが。 読んでいても、その自殺に至るまでの過程、として読んでしまう。ぜんぶの言葉が、自殺に吸引されてしまう。だから惹かれるのだけれど、こういう心、精神をもって、しかしそれでも生きていたとしたら、と考えてしまう。自殺という結末があって…
ほんとに久しぶりに読んだ。 最後の詩は、美しいと思った。図らずも、泣いてしまった。寝床で読み終えて、余韻の興奮にうまく眠れず、やはり高野さんが死んでしまったことが悔しく、哀しく、怒りが込み上げてきた。悔しさは、何に対してか? 怒りは、何に向かってか? 中学の時初めてこの本を読んで、やはり泣いた。その時も、同じ感情を持ったことを身体が覚えている。つまり私は、十三、四歳の頃から何も変わっていないことも再確認した。 今回読み終えて、高野さんと私は似ていることを痛感、実感した。 学生運動の時代、彼女は1969年に自殺した。その日に近づくにつれ、読んでいてドキドキした。自殺の結末は、もう分かっているから…
初回投稿日:2020/01/13/220010 友人から新年のご挨拶LINEが届いて、3~4年ぶりに会う約束をしました。場所や待ち合わせ時間などどうしようかとやり取りしていると、「この日成人式じゃない?お店大丈夫かしら」とメッセージが届きます。 ふいに高野悦子さんの『二十歳の原点』を思い出しました。4年前にも読み返していたようです。 日記を公開するということ ブログを書くということ アフィリエイトを続けるということ おわりに 昭和44年6月24日、20歳の高野悦子さんは線路に身を投げて、自らその一生を終えてしまいました。 学生運動が盛んな当時、立命館大学の学生であった彼女は、時代や政治や教育や…
日記本 オーケンののほほん日記 「オーケンののほほん日記」1992-1995 「オーケンののほほん日記 ソリッド」1995-1998 「二十歳の原点」 共通点 暗い面が見える チクタク食卓 私と日記 処分とリセット癖 アプリとブログ 日記本 はてなブログで今、日記についての特集みたいなのを見て、私もそんなに読んではいませんが、日記本って結構好きなジャンルの本なのかもと思いました。 日記本 オーケンののほほん日記 "オーケン”とは筋肉少女帯の大槻ケンヂさんのことです。 今、私と同じくらいのアラサーの人はそんなに知らなさそうですが、この本にどうやって出会ったかというと、母が大槻ケンヂさんの書くエッ…
波 仕事に求めること 今週は残業もあり結構忙しかったようです。なんか仕事量とかそういうのも全然分かりません。 ボーナスはなくてもいいから、責任もあまりなく、適当に仕事したいなと派遣をしています。 今は「何も考えずにただ作業をしていたい」と工場で軽作業をしています。が、 覚えることが結構多い ちょっとした技術がいる 作業の速い遅いが分かりやすい 作業が一つ終わったら指示をもらう 流れがさっぱり分からない なんか自分が思っているよりも複雑で参っています。ノートにメモを取りまくっていかないと覚えれません。軽作業でこんなにメモすることあるの?と思います。 でもまだまだ覚えることはたくさんあるようです。…
「二十歳の原点 / 高野悦子」 高校1年生の夏休み前に読んでほしいと言われた本を、今日までに何度も読み返している。偶然にも同じ誕生日の作者に自分を重ね、現代を重ね、現実なのか過去なのか彷徨うくらい没頭することもある。少しずつ、確かに死に向かっていく文章も最後はスッと心が軽くなる感覚すらある。 この本を初めて読んだ16歳の時の日記に、私は「27歳くらいで死にたい」と書いていた。まだ27歳になっていないけど、今でも27歳で死んでもいいと思っている。孤独にならなければ人は死ねないのかもしれない。その目を通して見えているものなんて、全体の僅か一部ということに気づけずにいる。自分の感覚や経験でしか、想像…
他に誰かが書いていそうなタイトルだ。 今学期はいろいろな理由で授業を切りまくって、結局週6コマだけのオンライン授業を受けて、後の時間はフリーというモラトリアムの極みみたいな生活をしている。だから本がたくさん読める。 「二十歳の原点」は学生運動に身を投じ、二十歳の時に電車に身を投じて最期を迎えてしまった高野悦子さんの日記である。 https://www.amazon.co.jp/二十歳の原点-新潮文庫-高野-悦子/dp/4101183015 この本を読んで後追い自殺をしてしまう人もいるという噂を目にしたこともあり、同い年だし鬱々としている自分は一番読んだらいけないんじゃないかと思って半年くらい読…
「二十歳の原点」という遺作で有名な方で、のちに映画化されました。 今日の曲はSoundTrackから。趣を変えて。 四人囃子 / 二十歳の原点のテーマ www.youtube.com
大島みち子と河野実(まこと)の間で交わされた400通を越える書簡の一部が昭和38年に書籍化され、大ベストセラーになった「愛と死をみつめて」。ドラマ化、映画化(吉永小百合主演)もされた。 なぜこれを借りて読もうと思ったのか、自分でも忘れてしまった。体調の不具合が長く続く中、大島みち子の「病院の外に健康な日を3日ください」を思い出しのかも知れないが、この台詞はこの書籍ではなく、大島みち子の日記「若きいのちの日記」に書かれていることはあとで知った。 みち子は高校生で軟骨肉腫に冒され、入退院を繰り返し、同志社大学に入学してすぐに入院、東京の中央大学に通う河野との長距離恋愛で交わされた書簡は痛々しく、読…
「本の雑誌」12月号の浜本茂「学生運動と小説」では、柴田翔『されどわれらが日々――』、庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』など学生運動関連の小説がとりあげられており、その多くに私も触れていた。加えて私は奥浩平『青春の墓標』、高野悦子『二十歳の原点』など運動世代の自殺者の手記も読んでいた。 奥浩平 青春の墓標 (レッド・アーカイヴズ01) 作者:レッド・アーカイヴズ刊行会 社会評論社 Amazon 二十歳の原点(新潮文庫) 作者:高野 悦子 新潮社 Amazon さらに私が入学した高校ではその10年前にバリケード封鎖が行われたのだが、残された当時の生徒の部室ノートや生徒会誌をめくりもした。そうした当…
Buffy Sainte-Marieのレコード「Circle Game」がいまも手元にある。映画「いちご白書」(1970年 米)の主題歌だ。 学生運動の映画だったが、通しで2回観ても、さっぱり訳がわからず、警察に抵抗する学生ってカッコいい…というくらいにしか思えなかった。ただ、主題歌だけは気に入って、町に1つしかなかったレコード屋さんに注文して買った覚えがある。 それから数年後。受験に行った大学で、生まれて初めて、機動隊と警察官の集団を目の当たりにすることになる。キャンパス一円をぐるりと機動隊が取り囲み、その周囲をヘルメットを被った学生たちが大声をあげて走り回っている。私たち受験生は厳重なボデ…
泉房穂氏といえば、前明石市長として大胆な市政改革を行い、今は政治状況への鋭い発信と、政界再編に向けた「仕掛け」で知られる現代のキーパーソン。彼には東大時代に恩師がいた。ラディカルな評論家で社会運動家でもある菅孝行氏だ。40年ぶりに再会を果たした師弟が、現代の政治闘争と社会変革の核心を語り合った──。(構成・倉重篤郎) 独自にメディアを持つところまで行かないと 写真:現代ビジネス 菅孝行(かん たかゆき) 議会制民主主義を通じた政変というと、欧州やアメリカでのドラスティックな展開も視野に入れないわけにはいかない。 泉房穂 世界中の動きがつながってるんでしょうね。トランプ現象もそうやね。日本の石丸…
《内容》 二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が大学受験を間近に控えた高校3年生の冬(十七歳)から都での大学2年の冬(十九歳)までの青春時代を綴った日記です。若さゆえのさまざまな悩みを抱えながらも、精一杯に日々を生きるその姿は、時代を超えて、私たちの心に大切な何かを問いかけてきます痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字…
1969年8月10日に発売作詞:吉岡治/作曲:河村利夫歌:千賀かほる かなり古い歌ですが、それでも昭和の真ん中くらいでしょうか。僕の記憶ではフォークソングの部類に入っていますが、自分で作っているのではなく作詞や作曲の専門家が作った歌のようです。69年といいますと、70年安保がすぐに思い浮かびますので、もしかしたなら学生運動とも関連していたのかもしれません。 話は逸れますが、フォークソング界をメジャーにした吉田拓郎さんが「結婚しようよ」で大ヒットを飛ばしたのが1972年です。それまでどちらかと言いますと、フォークソングはメジャーにならずにアンダーグラウンドで活動していることが「フォークソングの価…
「生きるとは?」を突き詰めていった人たちが遺した言葉。 真理を言った人。まず、ブッダが思い浮かぶ。 ブッダ、ソクラテス、荘子、ニーチェ… ふいに、本棚にひっそりといる高野悦子、「二十歳の原点」を手に取る。「独りであること、未熟であること。これが私の二十歳の原点である。」「私は慣らされる人間ではなく、創造する人間になりたい。『高野悦子』自身になりたい。」 そう書いた半年後に、彼女は鉄道自殺してしまった。その死から、もう50年以上が経つ。「テレビ、新聞、週刊誌、あらゆるものが、 慣らされる 人間にしようとする」── そのような人間に、私はなりたくない、と彼女は言った。 今は、どうだろう? 慣らされ…
昭和の学生運動の記録はいろいろ考えさせられます。 二十歳の原点 - Wikipedia アイデンティティと時代 - 株式会社 同時代社 著者の山田氏 山田 正行 (Masayuki Yamada) - マイポータル - researchmap 諸論文はIRDBというデータベースで探すとPDFをダウンロードできる。 ciniiだとダウンロードできないこともある。 自己内対話 | 3冊のノートから | みすず書房 学生運動に対応した教授の記録。当時のメモや日記が興味深い。 なお、増田四郎『大学でいかに学ぶか』(講談社現代新書)にも学生運動の話が数行でる。 以上です。
LP(Ikeda) 四人囃子『TRIPLE MIRROR OF YONINBAYASHI』(東宝レコード/AX-6029/1976 released) A面 1.一触即発 2.ピンポン玉の嘆き C面 1.空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ 2.BUEN DIA 3.ある青春「二十歳の原点」PARTⅠ ・二十歳の原点のテーマ ・あなたは私 【Yotsuba Records・インフォメーション】 宇都宮市のBEAT CLUB STUDIOが立ち上げた音楽レーベルです。今週のアルバムは、“ビート・クラブ・オールスターズ”の最新作『Beat Club All Stars 5』です。 『Beat Club All…