今年度履修をした犯罪心理学では、精神疾患における観点や、性犯罪被害における被害者のPTSD、二次的外傷、そこから生じるグリーフ(悲嘆)についてなど様々な視点で世の中では「犯罪」と”ひとくくり”にされてしまっているものと向き合うこととなりました。 わたしは最終課題で性被害についてのレポートを書いたのですが、その際に参考図書として読んだのがこちら。姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』です。 彼女は頭が悪いから (文春文庫) 作者:姫野 カオルコ 文藝春秋 Amazon この小説は、2016年5月に豊島区で起きた東大生と、同院生5名による女子大生への強制わいせつ罪および暴行罪を著者である姫野カオ…