日達上人様の御指南皆さまがよくいうところの、はじめて折伏をうけて信心に入った時、すなわち初信の功徳というものがあります。初信の功徳が初随喜の位であります。 この初信の功徳を忘れずに最後まで、臨終の最後まで続けていくところに真の信心があるのであります。この初信の功徳を、もち歓喜し続けていけないという人があるならば、それは折伏をすればよいのであります。折伏をして他人を教化していくところに、自分が受けた初信の功徳は、また新たなる功徳になって永遠に続いていくのであります。 もし折伏を忘れ、他人を教化することを忘れたならば、自分が受けた初信の功徳はいつか忘れて、またもとの、無信の状態に移るのであります。…