ずっと先の話 (ヤングマガジンコミックス) 作者:望月峯太郎 講談社 Amazon 『ずっと先の話』望月峯太郎著を読む。 本作は著者初の短篇集だ。いちばん古いのが1988年で、いちばん最近のが2001年まで。ただし、収録の際、「加筆・修正・着色」を施している。もうもう、そこまでこだわらなくてもいいのに。作者は寡作タイプだが、作品は、どれも、アタリ。 初見もあるし、再見もあった。短篇の分、作者の世界が濃縮されているし、何か長篇のように煮詰まったとこがなく、のびのびと好き放題しているような気がする。 やっぱり、デビュー作の『バタ足金魚』の話からはじめないと。水泳部の主人公のストーカー的純愛を描いた…