お花見日和の日曜日、 東京の檜原村とあきる野市にまたがる 馬頭刈山/まずかりやまへ登った。 武蔵五日市駅から藤倉行のバスにのり、 西へ25分、千足のバス停から登山口へ向かう。 7時過ぎに山仲間のアキさんと駅で合流し、 駅前のロータリーでバスを待つ間、 白米のおむすびを食べていると、 「おいしそう!」と声をかけてくださる方がいた。 きけば北千住からいらっしゃった御二方で、 やはり馬頭刈山へ行くという。 ふと視線を落すと、バス停の支柱の片すみに、 紫色の菫が一輪、咲いていた。 夏目漱石の有名な句、 菫程な小さき人に生まれたし 漱石 について、アキさんと談笑。 大人物というのはそういうものよね、など…