2022年4月7日発売『新潮5月号』に新作小説が掲載されました。 三国美千子さんの小説や奈倉有里さんの緊急報告との「共演」が嬉しく頼もしいです タイトルは「祝宴」です。 五月女哲平さんによる爽やかなカットが素敵です フィオナ・タンの作品〈Linnaeus' Flower Clock(リンネの花時計)〉の一節に導かれて、書いた小説です。 2020年3月「魯肉飯のさえずり」の最終章を書きあげたその日に、「母と娘の物語は、これでもう十分に書き切ったはずだ。次は、父親のことを書かなくちゃ」と心に決めたことを鮮やかに覚えています。 『ユリイカ2021年8月号』「スクリーンの向うに見る私の〈台湾〉田村志津…