ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決 作者:井上 達夫,小林 よしのり 毎日新聞出版 Amazon 【17/08/30】知名度においては、圧倒的な優位を誇る「ゴー宣」よしりんと、「リベリベ」(※)井上達夫が禁断の激突!と思いきや、意外に一致点が多かった。結局、「保守」も「リベラル」も、寄って立つ基盤がグダグダになっており、井上の言っていた「私が考えるリベラリズムの基本は、他者に対する(フェアネス)です」が、ほとんど唯一の言明であったように思う。扱った問題は多岐に亘る。「保守」「サヨク」のレッテル貼りによる互いの貶めが、いかにくだらないことかがわかった。 (※)リベリベ=『リベラルのことは嫌…