今年(2021年)の囲碁界についてざっくりとコメントする。 【井山裕太】 30歳を超えたが、まだまだ実力は衰えを見せない。棋聖・名人・本因坊の大三冠に加えて王座と碁聖まで取ってしまった。本年度の最優秀棋士であることは間違いない。 【関 航太郎】 天元戦で一力から3勝1敗でタイトルを奪取した。まだ20歳であり、これからの活躍がさらに期待される。井山との七番勝負を早く見たい。 【上野愛咲美】 2021年の成績が54勝25敗で、最多勝利を挙げた。女流棋士との対局を除いても35勝15敗なので、男性棋士と比較しても遜色ない。あとは、「一流」と言われるだけの実績を積み重ねていくだけである。 【仲邑菫】 1…