1932年生まれ栃木県出身。東京大学院比較文学博士課程修了。 明星大学教授。日本における妖精学の第一人者。ケンブリッジと オックスフォードの客員教授をへて、英国本島のコーンウォールに移住。 妖精美術館(福島県金山町)の館長も務める。
主な著書に「ケルトの神話」「「妖精の国」「妖精の系譜」「ケルト妖精学」など 主な訳書には「ケルト妖精物語」「ケルト幻想物語」「ケルトの簿明」など。
一条真也です。コロナ禍のあいだに書き溜めていた書評ブログを蔵出しすることにしました。今回は、『コティングリー妖精事件』井村君江/浜野志保編著(青弓社)を紹介します。「イギリス妖精写真の新事実」というサブタイトルがついています。コティングリー妖精写真は、1917年と1920年にイギリスのコティングリー村に住んでいた従妹である2人の少女フランシスとエルシーが野外で出会った妖精の姿を撮影した不思議な写真です。公表されるやいなや真偽が話題になり、「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者アーサー・コナン・ドイルなどを巻き込んで、当時のイギリスにセンセーションを巻き起こしました。この事件の調査に関わった神…