交響詩
標題音楽の一種。 特定の文学的または絵画的内容を描写する楽曲で、ふつう一楽章形式のものをいう。 フランツ・リストにより創始された.
大辞泉 「交響詩」とは19世紀にフランツ・リストが始めた、文学や人々の思いといった具体的なテーマやストーリーを管弦楽のオーケストラだけで表現しようという音楽形式であり、そういう点、『世界一受けたい授業』で「クラシック想像力活用法」を提案し、音楽から具体的イメージを導き出そうとする青島広志の試みはこれにまったく呼応している。
中学校や高等学校の音楽の授業で取り扱う交響詩の教材、 まず定番はスメタナの「モルダウ(ブルタバ)」でしょう。 私が非常勤講師として勤務している学校、 昨年度はスメタナではなく、シベリウスの「フィンランディア」を取り上げました。 その時のBlog記事がこちら。 hiratea.hatenablog.com 「他にもネタがないかなあ?」なんて思っていた私、 そうそう、実は取り上げてみたい曲が私の中ではあったのでした。 その曲、サン=サーンスの交響詩「死の舞踏」 今週の火曜日に、実験的に高校2年生の授業で取り扱ってみました。 以下がその授業メニュー。 ・まずはサン=サーンスという人物を知る ・死の舞…
東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、フランクが作曲した交響詩を集めたアルバムをご紹介します。 フランクと言えば、19世紀フランスの作曲家ですが、実はもともとベルギー人であり、ルーツとしてはドイツになります。 ja.wikipedia.org そのせいなのか、フランクは生涯5曲の交響詩を作曲しています。特にフランクは幼少期からリストの影響を受けており、またフランクを作曲家に仕様とした父もリストのような存在に息子をしたかったという背景もあります。 しかし、ベルギーはドイツというよりは文化的にはフランスの影響を受ける国。そのためフランクはベルギーよりはフランスで音楽教育を受け…
2020年9月の公開動画のようですが、私は先日初めて見て感動しました。 ウルトラマンシリーズを子供のころに現役で見ていた世代にはお勧めの動画になります。 応援ポチお願いします! 薪ストーブ暮らし 人気ブログランキング www.youtube.com 2,016 件のコメントが寄せられていることからも、皆さんこの演奏を聴いて感動しておられることがわかる。 未だ観ていない人は約5分の本格的な演奏を是非ご覧になって下さい。 「やりすぎだろ、いや、素晴らしい!」 の意味が分かります(笑)。 昨日は36人の方に応援ポチをして頂きました。 これが励みになっています!いつもブログを読んで、ポチッと応援して頂…
https://smcb.jp/diaries/8707195 ↑こちらのサイトでは7件の試聴が出来ます 外部サイトです ========== 複雑に組み建てられた旋律の妙が素敵です Richard Strauss - Also Sprach Zarathustra, Op 30 https://www.youtube.com/watch?v=-UNCK_hD9gQ wiki = ツァラトゥストラはこう語った (交響詩) wiki = リヒャルト・シュトラウス https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%A3%E3%83%AB%…
コンサート雑感、今回は令和5(2023)年11月19日に聴きに行きました、府中市民交響楽団第88回定期演奏会のレビューです。 府中市民交響楽団さんの定期演奏会へ足を運ぶのも、随分と久しぶりになってしまいました。幾度か機会はあったのですが、新型コロナウイルス感染拡大と、その後の私の体調の都合上、なかなか都合がつかず、5年も経ってしまいました。 ykanchan.hatenablog.com ただ、翌年の府中市民第九は聴きに行っています。 ykanchan.hatenablog.com これを機に、府中市民交響楽団さんのコンサートは足しげく通いたいなあと思っていた矢先、社会状況や私自身が難病になり…
11月26日(日)、浦安シティオーケストラの定期演奏会本番が終わった。 中島章博先生には、9年ぶり2回目の指揮をお願いしたが、本番に向けての半年間、中島先生のご指導を受けて、本当に勉強になったし、個人としてあるいはオケ全体としての課題を、いつにも増して考えさせられた。 それについて整理しておきたい。 今回の演奏会は、中プロにニールセンの1番、メインにベートーヴェンの7番をとりあげた。 今回各論の話としては、そのニールセンについての問題がある。まずこれについて。 選曲過程としては、メインのベト7が決まってから前プロ中プロを検討した。 中プロ候補としては、 ○グリーグ作曲 ペールギュント組曲 ○チ…
タワーレコード・オリジナル企画盤 UNIVERSAL x TOWER RECORDS"ユニバーサル音源"復刻 SA-CDハイブリッド盤のシリーズ最新作“VINTAGE SA-CD COLLECTION" 第33弾ケルテス没後50年 企画盤 新規マスタリング演奏、音質ともに秀逸な歴史的超名盤3点DECCA音源 優秀録音盤(ステレオ録音)(一部世界初SA-CD化)(盤面印刷:緑色仕様) 1. ウィーン・フィル/ドヴォルザーク:新世界、イスラエル・フィル/モルダウ、スラヴ舞曲より他2. ロンドン響/コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」、ガランタ舞曲、孔雀による変奏曲他3. ウィーン・フィル、ロンドン…
古代音楽(紀元前〜中世) 古代ギリシャや古代中国など、古代文明での音楽の根本が確認されている。 中世の教会音楽が、ヨーロッパでの音楽の発展に大きな影響を与えました。 ルネサンストとバロック期(1400年代〜1750年代) ルネサンス期には芸術と音楽が盛り上がり、多声音楽や合唱が発展した。 バロック期にはバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどが活躍し、オペラや宗教音楽が隆盛を極めた。 古典派(1750年代〜1820年代) モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンなどが活躍し、情熱や室内楽が隆盛を極めた。 形や構造の整理された音楽が特徴。 ロマン派(1820年代〜1910年代) ベートーヴェンに続いて…
今日はリヒャルト・シュトラウスの交響詩 「ツァラトゥストラはかく語りき」初演の日♪ ということで... ↓ ↓ ↓ きらきらは煌葉のシルバー 背景はいろもようの紺青色♡ 手持ちの五号にない小書きの「ア」と「ウ」には 9ポの活字をつかいました(^^; それっぽくは見えるでしょw
8月はオペラ三昧で、計6日間をピットに入って過ごした。意外にも「しばらく演奏会はいいかなぁ」とはならず、9月に入ったらむしろ土日が空いてしまって、結局コンサートを聴きに行くことにした。
プログラム ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 マーラー:交響曲第1番 二長調「巨人」 プログラム 2017年11月26日(日) ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 マーラー:交響曲第1番 二長調「巨人」 指揮:フィリップ・ジョルダン(ウィーン交響楽団首席指揮者*1) 管弦楽:ウィーン交響楽団 ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 ベートーヴェンの中期の傑作であるこの交響曲は1808年に完成されている。「運命」の 通称で知られており、これは晩年のベートーヴェンの身の回りの世話をしたアントン・シンドラーがこの曲冒頭のタタタターという動機についてベートーヴェン自身が「運命はこのように扉を叩く」と語っ…
名曲遺産を楽しむ現在 音楽は好きでいろいろと聴くのですが、傾聴するかどうかの判断基準はまずは好き嫌いからスタート。自分に何かしらの引っ掛かりがあれば好きになることもあるし、一方で嫌いなものに引っ掛かりが生まれることもあります。最近ではその好き嫌いすらあまり感じなくなってきたのは年とともに感性が鈍ってきたということなのかもしれません。 いかんせん最近のテレビから流れてくる音楽は「イイネ」と思う場合もあるのですが、大半がそうではない。どの局も同じような番組、同じ出演者、同じような曲。。。 ということでチャンネルをすぐに変えてしまう自分がいます。ザッピングしているとクラシックコンサートをやっている時…
シベリウスの代表作と言えば、「フィンランディア!」と答える人が多いのではないでしょうか。もちろん、交響曲やヴァイオリン協奏曲も素晴らしいですが、万人に認知されているのは、やはり「フィンランディア」なのではないかと思います。私も中学生時代、吹奏楽でこの「フィンラディア」をやってみようという話になり、シベリウスを知った次第です。 さて、この曲、それほど演奏時間が長いわけでもなく、要所要所で盛り上がり、中間部がとても綺麗、そしてクライマックスは大合奏という様々な要素から、演奏会に取り上げられる機会も多い曲ではないかと思います。私も少なくとも5回は演奏しております。 今、演奏時間が長くないと記しました…
【日時】12023.11.20.(月)19:00~ 【会場】サントリーホール 【管弦楽】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 【指揮】キリル・ペトレンコ 〈Profile〉 キリル・ペトレンコ(指揮)Kirill Petrenko, conductor2019年シーズンよりベルリン・フィル首席指揮者・芸術監督を務める。シベリアのオムスク出身。地元で音楽を学び始め、のちにウィーンで研鑽を積む。オペラ指揮者としてのキャリアはマイニンゲン歌劇場とベルリン・コーミッシェ・オーパーの時代に始まり、2013-20年バイエルン州立歌劇場音楽総監督を務めた。ウィーン、ロイヤル・オペラ、パリ、メトロポリタン、バイ…
2年ぶりとなるウィーンフィルの来日公演に行ってきました。残念ながら今回は予定が合わず、「ツァラトゥストラ」と「ブラームス1番」の1公演のみ。 やっぱりウィーンフィルの音は素晴らしいですね〜。ツァラトゥストラの有名な冒頭のトゥッティで、いったんディミヌエンドしてから再度クレッシェンドしてティンパニの連打に繋がっていきますが、音量が下がると金管の影から弦が響いてきてザラザラした音色となり、また音量が上がると金管の滑らかな響きに戻っていくのを聞くだけで、惚れぼれしていい気持ちになります。これは(我が家の)ステレオでCDを聴いていても絶対に聞こえてきません。 代演のトゥガン・ソヒエフが素晴らしかった …
鳥 作曲家といっても何も特別なことはなく、単なる人なのだ。だから多くの人と同じように、感動や内発的な表現の対象が偏ってくる。風に何かを感じ、花の匂いに季節を見て、鳥の姿に憧れを抱くのだ。もちろん多くの人と感動のポイントが違ったり、そう言った感情的な動きを音楽に盛り込むことを否定する作曲家もいる。 しかし多くの作曲家はあなたと同じただの人であることがほとんどである。だからこそ多くの人に対して、抽象的な音楽という方法論を通じても、感動を共感し、分かち合うことができるのかもしれない。 今日はそんな共感しうる世界の中から、代表者として鳥を選び、いくつかその表現の在り方に迫ってみようと思う。 古い例とし…
前2回にわたって、"Decca / Phase 4 Stereo"のカマラータを採り上げてきた。 もう1枚持っているので、紹介しておこう。 ということで、今回の「レコード評議会」はこちら。
ふる 【日時】2023年11月18日 (土)14:00 〜 【会場】池袋・東京藝術劇場コンサートホール 【管弦楽】読売日本交響楽団 【指揮】井上道義 〈Profile 〉 1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を歴任。2007年ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを企画立案。2014年4月に病に倒れるが、同年10月に復帰を遂げる。近年では、全国共同制作オペラ『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴ…
アンコール : サン=サーンス: 交響詩「死の舞踏」作品40 このフランス・オルガン・シリーズ 今日が3回目ですが、今日が一番良かったです。 一番最初の曲は、フランクで、今日演奏された曲で唯一19世紀に亡くなった作曲家です。その他は全て、それ以降の作品で20世紀に作曲された曲です。 良かった理由は、曲が良かったのか、演奏が良かったか、のどちらかになるのですが、私は演奏が良かったと思います。 素晴らしい演奏でした。 後半の1曲目、小太鼓が2台登場します。初めから終わりまで、ボレロのリズムを鳴らします。ラベルのボレロと全く同じリズムです。 このシリーズは、3回でしたから、今日で終わるのですが、この…