松江大橋北詰を東西に延びる京店商店街は300年以上の歴史を持ち、周辺に国宝松江城や旧日銀松江支店(現カラコロ工房)があることなどから、観光客の流入も多い。その名の由来は、1724(享保9)年、藩主松平宣維のもとに公家の息女岩姫が降嫁した折りに、京都の三条通りに模して小庇の長い京風の景観を整えて姫を慰めたことにあるという。 その後は北前船の寄港地として栄え、明治になってからはラフカディオ・ハーンの宿となった富田旅館や織原邸が近隣にあった。商店街がイベント等で使用する「カラコロ」は、ハーンが大橋を下駄で渡った音になぞらえたものだという。 通りにはさまざまな品を扱う老舗店のほか飲食店も多く、夜の時間…