久々に京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズシェアードワールド作品を読みました。 こちらは敦子の女学生時代のお話です。 表紙だけ見て、少女向けのラノベめいたものなのかな~なんて思ってしまいましたが、戦時中の生活や学生生活、そして敦子や兄の秋彦などの設定もしっかりしており、私には齟齬が感じられませんでした。 今回はそんな『薔薇十字叢書 ジュリエット・ゲェム』の感想です。 // リンク 戦時中の女学生生活 敦子の女学生生活ってどんなものなんだろう?という興味がまず先に立ちました。 女学校も秋彦の薦めで入った(しかも榎さんがらみ)らしく、敦子の強い希望ではなかったようですね。 また学生生活以前は、京都の千鶴…