W杯がかすむほど、関税と戦争はどうなるのか、島岡美延です。 京都大学総合博物館で買ってきた、『ゴリラの森、言葉の海』(新潮文庫)は、山極寿一氏と小川洋子氏の対談集。ゴリラとコミュニケーションする専門家と小説家、共通点はなさそうで話の展開は縦横無尽! 人類は狩猟生活で武器を持った、でもそれを人間に向けるようになったのは本能ではない。戦争のような集団間に暴力が存在する理由は三つ。①言葉。嘘をつき、物語を作る。②死者。集団は誰かの子孫だと歴史の意識をもたせ、墓は土地の所有を宣言するもの。③共感性。まとまる力は、他の集団を排除する力になる。 もっとゴリラに学ぶべし。ゴリラはペットを飼うこともあるし、子…