京都市交通局2000形は、1964年に5両がナニワ工機(現:アルナ車両)で新製されました。 車体は近代的な全金属製車体(鋼製)で、窓上下の補強帯を露出させないノーシル・ノーヘッダー構造かつ張り上げ屋根となりました。 車体長は11,300mmで、妻面は600形以来の伝統である傾斜角を備えたデザインとされ、妻面幕板中央には2段式の方向幕が取り付けられました。 ヘッドライトは方向幕の左右に1灯づつシールドビームが埋め込まれ、尾灯は制御灯と一体の灯具に収めて妻面に向かって左側窓下に配置されました。 主電動機は京都市電標準のSS-60形を台車各1基搭載し、吊り掛け式の駆動装置と組み合わせ、制御装置は単位…