Letters from Miyazu 今朝、宮津でとても静かな出来事に立ち会いました。心に残るひとときでした。近所に住んでいた九十歳を超える女性が、長い闘病の末に亡くなられたそうです。私はその方に会ったことはありませんでした。けれど昨日、近くに住む人がこう教えてくれました。「明日、出棺のときに近所の人たちが家の前に集まって見送ります。」日本では珍しいことではないかもしれません。 しかし、そこにはとても人間的な美しさがありました。こうした習慣は、進歩という名のもとで人間関係が少しずつ貧しくなっていく世界の中で、まだ残されている大切な文化のように感じます。宮津、とくに町の中心から少し離れた小寺の…