BGM: Eric Clapton "Tears in Heaven"今日は遅番だった。図書館に行き、アーネスト・ヘミングウェイの短編集『何を見ても何かを思い出す』を借りる。実を言うと私はヘミングウェイの短編の魅力が若い頃はよくわかっていなかった。ありがちな話だが、彼の短編を読んで「これなら自分にも書ける」と思ってしまったのだった。文学のことも、人生を生きるということもまったくわかっていなかった頃の恥ずかしい話だ。今になって高見浩の洒脱な訳で読むヘミングウェイは実に沁みる。彼の短編を本格的に楽しめるということは、それだけ私が大人になったということかなと思った。エリック・クラプトンのアンプラグド…