子どもの頃から「最悪の未来」ばかりを想像していた私──その根底には、戦中に疎開を経験した母の思考パターンを無意識に受け継いでいた背景がありました。防御としての“最悪想定”を手放し、いま私は「確認する」という安心を選べるようになりました。 防御のために「最悪」を想像していた子ども時代 私は、楽しい未来を思い描くよりも「もし最悪のことが起きたら…」を考える癖がありました。突然の不幸に備えることが、幼い私にとっての防御であり、知恵でした。 振り返れば、その思考は母の影響だったのかもしれません。母は幼少期、戦時中にひとり疎開を経験しました。「心配だから目の届くところに置いておく」──母の愛情表現を、私…