本来なら昨日が図書館の本の返却日だった。いつものように朝の開館前に返却しようと思っていたが、いつまで経っても止まない風と雨で、どうしようかと思っていた。暴風のせいで朝のゴミ捨てに外へ行くのもままならず、逃げ帰って来ていたくらいだから、結局図書館の本を期限内に返しそびれてしまった。謝るしかない。仕方がないので明るくなるまで雨戸も開けず、本を読みつつ家族と過ごしていた。 急に何気なく雨戸を開ける。もう体が感じているのだ。風は止んだのだと。自分でも不思議に思ったが、雨戸を開けた後は風が強くは吹かず、雨もたまにパラパラと降って来るだけで、日差しも出て来た。体は本当に正直だ。晴れた。 昨夜はあまりにも強…