生まれつきの人間は罪を犯さないで生きることはできません。これが聖書の教えです。私たちが神を知り、神の教え、戒めを知ると、私たちは教えに背き、戒めを破り、罪を犯す存在であることを知ります。神を知らない人間は自分が罪を犯していることを知りません。 では人はなぜ罪を犯すのでしょうか。 昔から人間には原罪があり、人は罪を犯すと説明されてきました。古代の神学者アウグスティヌスは、人間の本性が腐敗していると語りました。ハイデルベルク信仰問答には、人間の心は生まれつき神を憎み自分の隣人を憎む方向に傾いていると教えています。いずれも人間は罪を犯さないで生きることはできないことを語っています。 聖書において使徒…