本を読み始めて面白いと思ったら、とりあえず「面白い」とツイートしておかないと、その後もどんどん面白くなって、もう「面白い」の一言ではすまなくなり、さらに面白くなればなるほど、いろいろ言いたいのにいつまでも何も言わないままになってしまう。そんな本が今また一冊。 『人類はどれほど奇跡なのか――現代物理学に基づく創世記』吉田伸夫 《ビッグバンから百数十億年》《宇宙の時間スケールからするときわめて短く、ビッグバンの直後と言うべきである。その一方》《この時間は恒星の寿命と同程度である。宇宙にとってはきわめて短いが、恒星にとっては、そこそこの時間が経過したこの時期に、なぜ人間が存在するのか》 この問い答え…