【絶望もしばらく抱いてやればふと弱みを見せるそのときに刺せ】 「エルピス ー希望、あるいは災いー」を見終わってじわっと思い出してしまった、木下龍也さんの短歌です。 あなたのための短歌集 作者:木下 龍也 ナナロク社 Amazon 「エルピスは」 何度も何度も踏み潰されそうになった絶望に、最後の最後、小さなひと刺しをして、かすかな<希望>を見出した、見事なドラマでした。 未だ余韻に浸っています。 www.ktv.jp サブタイトルである 「ー希望、あるいは災いー」の【あるいは】が最後になって効いてきました。 この、あるいは、は接続詞なのか副詞なのか。 接続詞ならば、希望か、災いか、どっちか、にな…