自分は宗教に関しては無神論者とまでは言わないが、決して熱心な信者ではない。育った家庭には仏壇があって、彼岸の頃になると線香をあげ、落雁などを供えていたりしたが、子どもにとっては彼岸明けに、その落雁が子供たちに降りてくるのが楽しみだった。実家の墓や菩提寺は九州で、遠く離れていたので、仏事や墓参りなどに親は出かけていたが、子供まで連れて行く事もなく、あまりそういう習慣に触れていないせいもあるかも知れない。 それでも、新年になれば近所の神社に初詣に行くし、賽銭を上げて1年の無病息災を願ったりするから、神様からすれば、勝手な奴だと思われている事だろう。 ただ、こういう慣習としての伝統行事とは別に、やむ…