言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?作者:ビオリカ・マリアン,今井 むつみ,桜田 直美KADOKAWAAmazon今日は遅番だった。今朝、ビオリカ・マリアンの書物『言語の力』の再読を始める。最初にこの本を読んだ時、そのオプティミスティックで前向きな論調・意見に感銘を受けたことを覚えている。外国語を学ぶことはぼくたちの思考をより広がりのあるものにする――これがこの本の骨子となる意見の1つなのだろうと思った。ぼくも賛同したい。でも、だからといって簡単に「だから多言語話者はすぐれているのだ。人として、完全に異なる存在なのだ」というような印象には飛びつきたくない(も…