時の流れに任せて ○「美の旅・西洋美術400年(珠玉の東京富士美術コレクション)」を見学に行く。県立美術館本館。華麗にして荘重、そして重厚な絵画の数々に圧倒されてしまった。ティントレット(何と16世紀!)からブーシェ、ミレーやモネ、ゴッホ、ゴーガンなど有名画家がずらりと並び、20世紀のシャガール、キリコ、マグリットといった作家たちまで、美を追い求める力強い意志を肌で感じることができた。歴史画、肖像画、(これらが西洋絵画の上位に置かれるそうだ)、風俗画のほか、風景画(巨大な壁画のようなものも数点あり)、静物画、そして分類しがたい近現代の作品まで幅広い展示であった。西洋美術の壮大な歴史と伝統が、ま…