昔は「冠婚葬祭」と聞くとなんだかギクシャクした用語だなぁと思った。 『生きる』,1952年,日本,黒澤明 一般的な感覚としては、ハレ/ケの文化は分別されるべきものなのに、四字熟語化した途端に混在してしまって、これはビジネス用語か?という若干の不信感を持っていた。 ・・・・・。 歳も40を越えると、身近な人たちの死に直面する機会が増えてくる。若い頃は他人事でしかなかった事故死、病死、老衰による死・・・あるいは今まさに瀬戸際にある死も実際に経験する。天寿と言える道理のいくものもある。だけどなかなか受け入れ難い死もある。 科学技術が発達して、死因についての医科学的な説明は可能だけど、「なぜ彼女(彼)…