発表のポイント ・脳卒中(注 1)後の歩行中に脚の関節で発生する力やタイミングが歩行速度に与える影響を、3 次元動作解析装置(注 2)を用いて明らかにしました。 ・左脳の脳卒中と右脳の脳卒中では歩行速度と関連する要因が異なっていました。 ・左脳の脳卒中と健常者では歩行速度と関連する要因が類似していました。 ・歩行リハビリテーションの個別化や装具、ロボット開発の促進が期待されます。 概要 脳卒中の患者の歩行速度は、日常生活の自立度と関連があり、リハビリテーションにとって重要な指標です。左脳の脳卒中と右脳の脳卒中では生じる機能障害が異なることが知られていますが、どちらにも共通で起こる歩行速度低下の…