今回は、これまで論じてきた「フィジカルAI時代の品質管理」の最終回として、ここまでの議論を総括し、フィジカルAI時代の品質管理が目指す姿を、組織力の観点から整理します。 フィジカルAIで品質管理の対象はどこまで広がるか 従来の品質管理では、顧客や社会が求める仕様に対して、組織が継続的に品質を改善していく品質マネジメントを推進してきました。 製品が要求仕様を満たしているかを確認し、最終検査や出荷前検査によって製品の品質を確認する。これは、最終的な結果を確認する結果保証の考え方です。 さらに、出荷直前に品質不良が見つかることを避けるために、製造途中の設備条件、材料条件、環境条件、測定条件などを管理…