平均人は、 自分の置かれた状況にむやみに適応しようとする。適応さえうまくいく(=席取りに成功する)と、それで我が事成れりと思いこむ。 自分がない。レベルの低い、悪い意味で無私なのだ。 悪い意味で自分がない人間は、 同調圧力にサクっと屈して適応し、 そこから楽々応答する。 そんな仕組まれた予定調和の応答は偽物であり、 したがって適応も本物ではないのだ。 仏教に、こういう例え話がある。 片目のつぶれたサルばかりの集団に、 1匹だけ両目の開いたサルがいた。このサルは仲間はずれにされた。みんなと同じじゃないという理由で。その同調圧力に耐えきれず、 とうとう自分で片目をつぶしてしまった。 と。 自分を偽…