忘れないうちに書いておこう* 父の実家は菩提寺のすぐ近くの平地にありました。 昭和47年に大水害に遭いました。 今後を考えて、祖母のために父は高台に家を建てました。 それから十数年で 訳あってその家を手離さなくてはならなくなりました。 父は転勤族で、わたし達家族ががその家に住むことはなかったですし 祖母も家が建って間もなく体が弱り、その家を離れて わたしの両親や父方の叔母の家族のお世話で暮らすことになりました。 わたしとしては愛着があったわけではないけれど、 祖母がいなくなってからもお正月や法事で親戚が集まったりしました。 いずれはそこで暮らすつもりで父と母が気持ちを込めて工夫を凝らした家でし…