なかだい・たつや(1932-) 俳優、無名塾主宰者。映画、演劇、テレビ出演多数、受賞多数。 夫人は故・宮崎恭子(脚本家・隆巴)氏(1931年5月15日-1996年6月27日)。
1932年12月13日生まれ。東京出身。 1951年俳優座演劇研究所附属俳優養成所に四期生として入所。 1955年俳優座入団。 1957年、先輩女優の宮崎恭子(やすこ)氏と結婚。 1975年、妻と共に無名塾を発足し主宰。 1976年、映画「不毛地帯」主演。 1979年、俳優座退団。
一人の女の数十年にわたる愛憎を描いた大河メロドラマ。夫・仲代への恨みを決して忘れない高峰秀子の鬼気迫る演技に圧倒される傑作。フラメンコの弾き語りという意表を突く木下忠司の音楽とともに、木下恵介特有の過剰なエモーションが阿蘇の大地に響きわたる! (シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用) 監督:木下恵介 出演:高峰秀子/佐田啓二/仲代達矢/石浜朗/乙羽信子/田村正和/藤由紀子/加藤嘉 いやー、面白かった。マジで大河! 佐田啓二が戦地から帰ってくるのを待つ可憐な高峰。 そんなとき地主の息子・仲代が足を負傷して帰ってくる。そして仲代は、高峰を……。 佐田が帰ってきても、高峰は会おうとしない。無理やり…
ある田舎町の機関区。カマ焚きの青年・江原真二郎と女工・丘さとみというカップルを中心に働く若人たちの力強い息吹を描いた真夏の二日間の物語。家城巳代治監督のきめ細やかな生活描写が光る、青春映画の名篇。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:家城巳代治 出演:江原真二郎/丘さとみ/中原ひとみ/仲代達矢/星美智子/高原駿雄/山形勲 ラピュタ阿佐ヶ谷で2月に開催されたのはこちら。 OIZUMI 東映現代劇の潮流2024 太秦の東映京都撮影所が時代劇を次々と送りだす一方、主に現代劇を手がけた大泉の東映東京撮影所。良質なヒューマンドラマに洒脱なコメディ、スタイリッシュなサスペンスや暗黒街活劇、歌謡…
瀬戸内晴美(寂聴)の短篇連作集『夏の終り』を映画化した文芸作品。映画に先立ち、同年、TBSでドラマ化されている。妻子ある小説家の小杉は愛人の知子と不倫関係を八年も続けている。ある日、知子の前に昔の恋人が現れ、小杉との関係は亀裂を生じはじめる……。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:千葉泰樹 出演:池内淳子/仲代達矢/仲谷昇/乙羽信子/西村晃/沢村貞子/岸田今日子/加東大介 そういえば『夏の終り』は満島ひかりで映画になっていました。 にしてものっぴきならない状態、というが濃厚。池内は仲谷の嫁、岸田今日子のことが夢にでてくるし。飲み屋では友人たちに大見栄を切るものの、どうしても気にな…
シリーズ第四作。1949年、東京証券取引所が再開。故郷に戻っていた“ギューちゃん”は再び兜町へ。戦後の日本経済は朝鮮戦争の特需景気もあって好景気に沸く。“ギューちゃん”は一世一代の大勝負に出るが……。足かけ二年にわたる大ヒット・シリーズ堂々の完結篇。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:千葉泰樹 出演:加東大介/淡島千景/原節子/団令子/青山京子/仲代達矢/山村聰 そして時はすぎたのであった。 再びギューちゃんは兜町に戻り、仲代達矢の喫茶店の上で営業中。あるときチャップリンさんこと東野英治郎がやってきた。再び株は荒れる。機を逃すな! そして史上最高の大儲け! 社長秘書のちゃっかり団…
シリーズ第三作。日中戦争の激化によって相場は低迷。借金まで背負った“ギューちゃん”は失意のあまり故郷に戻るが、統制品の値上がりを目にして闇商売で儲けると、今度は大阪で株取引を再開する。新たに山茶花究等のキャストを加え、ますます快調の大阪上陸篇。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:千葉泰樹 出演:加東大介/淡島千景/原節子/青山京子/仲代達矢/平田昭彦/太刀川洋一/三木のり平 このシリーズを毎週末に阿佐ヶ谷まで観に行ったときは、もうメンタルが最悪で(笑)、ぎゅーちゃんの頑張りに励まされるようだった。 さて、毎度お馴染み借金抱えて田舎に帰ったものの、田舎じゃ地元の名士である。そんなと…
シリーズ第二作。前作で大儲けした“ギューちゃん”は、株の大暴落でスッテンテンに。故郷の宇和島に帰ったが、捲土重来を期して再び上京。盟友“新どん”と店を開き、大成功するが、折から日中戦争が勃発。激動の金融業界を生き抜く“ギューちゃん”の波乱万丈は続く。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:千葉泰樹 出演:加東大介/淡島千景/原節子/青山京子/中田康子/仲代達矢/河津清三郎/平田昭彦 さすが続編もの! 冒頭にあらすじが! さて、金を失い田舎に帰ったら、田舎の方ではギューちゃん、名士扱いである。家族のために家を建て、学校に二宮像を寄付しと村で一番の出世頭となっている。その上地主様にお食事…
1996年 松竹 監督:神山征二郎 出演:三上博史、仲代達矢、八千草薫、牧瀬里穂 鑑賞:BS松竹東急 宮澤賢治生誕100年を記念して制作された作品です。有名な「雨にも負けず」は知っていますが、他の作品は文章が明治時代のものなので途中で読むのをやめたのを覚えています。宮澤賢治は貧しい生活を送った末に若くして病死したという勝手なイメージを持っていたのですが、そこそこ裕福な商家(質屋)の生まれだったのは意外でした。そして彼が仏教への信心と寒冷地の農業に身を捧げていたことも初めて知りました。そんな彼の人となりがこの映画で理解できたのですが、ただ彼がいつどうやって素晴らしい作品群を執筆したのか、今ひとつ…
1956年から雑誌「週刊朝日」に連載された獅子文六の同名小説の映画化。昭和初期、四国の寒村に貧農の子として生まれた“ギューちゃん”こと赤羽丑之助が裸一貫ならぬ浴衣一枚で上京し、兜町を舞台に株で立身出世するさまを描く、相場版太閤記全四作の第一作。 監督:千葉泰樹 出演:加東大介/淡島千景/原節子/仲代達矢/河津清三郎/東野英治郎/小林桂樹/太刀川洋一 やはりぜひ観ておきたい、しかも四作一気に観る機会を逃してはならない、というわけでいってきたのですが。 実は獅子文六大好きってあちこちでいってるくせに、原作上下巻、読んでないんですけどね。 なので超新鮮な気持ちで観させていただきました。 なんで主人公…
黒澤明監督作品「乱」 この映画の良さを理解するのに、20年掛かった。 何を言いたいのか、さっぱり分からなかった。 まず「狂阿弥」を演ずる、ピーター(池畑慎之介)が どうにも好きになれなかった。 「蜘蛛巣城 」に通ずる様式美だとは分かった。 「蜘蛛巣城 」は、シェイクスピアの戯曲『マクベス』であり 且つ、「乱」は、シェイクスピアの悲劇『リア王』を元にしている。 「乱」を理解すべき、ヒントを与えてくれたのが 映画「影武者」の撮影ドキュメンタリーの時に インタビューに答えた黒澤明の言葉 「影武者」は、娯楽の映画でしょう。 次回作は、今の世界の実情と、人間の生き方 そのようなものに対する、僕の意見を述…
1987年 松竹富士 監督:神山征二郎 出演:仲代達矢、八千草薫、長門裕之、山城新伍、石野真子 観賞:BS松竹東急 有名な作品ですが初見です。今はもう犬を捨てるという時代ではなくなったというのが救いのような気がします。八千草薫さんは美しくて素敵な女優さんですね。それと浦辺粂子さんが見られたのは貴重です。物語は多少の脚色はあると思いますが、ハチ公像の由来を知る事ができました。石野真子演じる娘の身勝手さにイライラしますが、仲代達矢演じる上野教授のハチに対する深い愛情によって忠犬となったことや、双方の絆はうまく描かれていたと思います。ただ、絆は教授とハチの間だけのものであって、教授が亡くなってからの…
日本製鉄によるUSスチール買収問題/親中企業の正体を暴く わたしの解説はここから始まるわけです。 1972年に日中国交回復ということがあって、当時の新日鉄の稲山社長が中国の周恩来に会い、何を言われたかというと・・・武漢鉄所への協力を求められて、後半製造ラインの建設を約束したんですね。(中略)設備の質も、もう全然日本と比べものにならない状態だったと。当時は日本の技術には絶対の自信があった、実際に圧倒的な差があったと関沢さんは振り返ってます。そして、新日鉄が協力して、この後半ラインが稼働をし始めるんですね。1978年の国交回復から6年後です。その後ですね、問題はさらに続きます。最初に押さえておいて…
監督:市川崑 出演:石坂浩二、富司純子、松島菜々子、尾上菊之助 鑑賞:BS松竹東急 市川崑監督の遺作となった犬神家の一族のリメイク版です。キャストは金田一耕助の石坂浩二以外はほとんど変わっていますが、加藤武、大滝秀治はそのままの役だっだと思います。やはり石坂浩二こ金田一耕助は安定しているといいますか安心して見ていられますね。自分には一番しっくりといく金田一耕助です。他は前作が島田陽子だったのが今回は松島菜々子これまたぴったりのキャスティングでした。犯人役は前回高峰三枝子が富司純子、助清があおい輝彦から尾上菊之助となっていますが、さすがのキャスティングでした。それと犬神佐兵衛が仲代達矢、これも三…
TELASAにて視聴(2024/04/17~)◆メーカーパイオニアLDC ◆監督原田眞人(初視聴) ◆再生時間115分 ◆原作&脚本高杉良(第一勧業銀行総会屋利益供与事件をモデルに書かれた小説)出演もされてます。 ◆特典配信のためなし ◆にゃんこ出番なし ◆知ってる人役所広司、椎名桔平、遠藤憲一、根津甚八、風吹ジュン、三浦春馬もたいまさこ、多岐川裕美、黒木瞳、本宮泰風、丹波哲郎オダギリジョー(エキストラとして出演してるらしいのだが、見つけられなかった) ◆顔か名前を知ってる人仲代達矢、本田博太郎、石橋蓮司、田口トモロヲ、内藤武敏、勝部演之佐藤慶(この方顔は確実に知ってて、名前も聞けばわかるだろ…
監督:木下恵介 章仕立てで夫婦の愛憎の歴史を描く。高峰秀子と仲代達矢の夫婦が阿蘇を背景にドロドロの夫婦を演じている。仲代達矢はアクが強いなあ。なんか妙な圧が伝わってくる。それぞれの章で事あるごとにぶつかり合う。無理やり夫婦になったような関係だし、本当に好きだった相手との別れなどがあり、多くの秘密を抱えているので、子供たちにもその憎しみの連鎖が伝わり悲劇は終わらない。しかしこれだけ長くいっしょにいると憎しみから許しの感情への変化もあるのかなと。見応えのある作品であった。
めもりぃオブ昭和をご覧戴き有難う存じます✨ 昭和に生まれ、昭和に育ち、昭和の内に成人した小幡リアン です。 今回は「女王蜂」の思い出話です。 よろしくお願いいたします。 「女王蜂」とは 映画「女王蜂」キャスト 映画「女王蜂」ネタバレあらすじ 岩川ひろみ(敬称略)による漫画『女王蜂』 「女王蜂」とは 「女王蜂」と言えば、今時はみなさまこちらでしょう↓ 女王蜂 『BL』Official MV が、しかし、昭和に育った私にとっては、「女王蜂」と言えば映画↓ 映画「女王蜂」は、1978年=昭和53年2月に公開された映画作品で、横溝正史の同名小説を映画化したもの。 横溝正史と言えば金田一耕助ということで…
こんにちは。 4月8日は「花まつり」仏教の開祖・釈迦(しゃか)の生誕を祝う日です。 そして親友のお誕生日。 記念日や祝日に生まれると忘れないというか、覚えていてもらえるのでいいですよね。 うちの弟の誕生日も12月25日のクリスマスなのでみんなに祝ってもらっていました。子供の頃は親戚や知人からバースデーケーキ(クリスマスケーキが5つも6つも)届くので羨ましかった、そんな記憶があります。 さて親友の彼女とは独身時代はよく着物を着ておでかけしたものですが、結婚してそれぞれ家庭を持つと家族中心の生活になってしまい、会う機会も少なくなりました。 でもお互いのお誕生日には毎年プレゼントを贈ってお祝いをして…
投稿日:2024.04.08 どーも、MOMOです。今日は何の日、読んだはてなブロガーの記事、おすすめアプリ、おすすめ懸賞等を備忘録的にメモしておきます。 今日は「忠犬ハチ公の日」 今日読んだはてなブロガーの記事 今日のおすすめ懸賞 Amazonで買えるおすすめ商品 楽天市場で買えるおすすめ商品 今日は「忠犬ハチ公の日」 4月8日は、忠犬ハチ公の日らしいです。ハチ公の命日は3月8日ですが、1ヵ月後の4月8日をハチ公の日と忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会が制定しました。ハチ公は1923年(大正12年)生まれの秋田犬で、翌1924年から東大農学部の上野英三郎博士に飼われていました。博士の存命中は…
忠犬八公 Hachiko 【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】 【スタッフ & キャスト】 【ストーリー】 【感想】 【トピック】 冯小刚(フォン・シャオガン) 陈冲(ジョアン・チェン) 白举纲(パックス・コンゴ) 黄楚桐(ホァン・チュウトン) 钱波(チェン・ボー) www.youtube.com 《#忠犬八公》/ Hachiko 发布预告 中华田园犬陪伴陈家人【预告片先知 | Official Movie Trailer】 【スタッフ & キャスト】 2023年 中国 124分監督: 徐昂(シュー・アン)出演: 冯小刚(フォン・シャオガン)、陈冲…
成瀬巳喜男監督『女が階段を上がる時』東宝,1960見たことのない映画だと思っていましたが,途中で,やはりテレビ見たことがあると思い返しました.実際に見たことがあるのかどうかは不明で,似たような映画シーンなのかもしれません.***1960年はたしかにあんな風景であったのですが,銀座は私には遠い町でしした.バー「ライラック」の雇われマダムの圭子(高橋秀子)は30歳.(当時としては)中年にさしかかっていました.使っていたユリ(淡路恵子)が店をもって,客を横取りし,圭子の店の売り上げが下がり,圭子めあての客であっても,彼女がなびかないので,つけ払いを渋ります. 『女が階段を上がる時』雇われマダムの圭子…
以上、『この小さな手』(2023:中田博之)より きょう4月2日は、浅茅陽子(あさぢ ようこ)さんの誕生日です。1951年生まれの73歳になりました。おめでとうございます。静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれ。桐朋学園短期大学部欧米文化コース卒業。1974年頃にテレビドラマデビュー。 NHK連続テレビ小説「雲のじゅうたん」(1976)の主人公となり、全国区の人気者となる。 浅茅陽子さんの映画出演作は、 1976.12.25『おとうと』(1976:山根成之)、 1981.03.28『アッシイたちの街』(1981:山本薩夫)、 1981.11.07『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(1981:熊…
衆院東京15区補選は事実上「(都)ファ対立民」の対決構図になる可能性が強まる。泉健太には小池百合子への拒絶反応はないだろうが、野田佳彦や岡田克也には強い拒絶反応があるに違いないことに留意されたい - kojitakenの日記 岡田克也*1にとっても、せっかく2016年の参院選で自らの主義主張や思想信条に反する共産党との共闘を部分的に成功させてしのいだのに、その参院選の直後に行われた都知事選で民進党が推した鳥越俊太郎が小池*2に惨敗した責任を問う声が長島昭久*3らの当時の民進党内右派から出始めたのを見て早速ケツをまくった(党代表を投げ出した)一件があったから、小池に対する反感はきわめて強いと思わ…
城代家老に汚職に関する意見書を提出したが受け入れられず、憤慨し神社の社殿で密談していた若侍九人。 たまたま話を聞いていた浪人の椿三十郎が、黒幕は大目付だと指摘。 そこへ刺客がやってきて、椿三十郎は若侍たちを手助けすることとなり、やがてお家騒動に巻き込まれて行くが・・・というストーリー。 椿三十郎役に三船敏郎、ライバルの室戸半兵衛役に仲代達矢、若侍のリーダー井坂伊織役に加山雄三、保川邦衛役田中邦衛、お姫様の千鳥役に団令子と、錚々たるメンバー。 全体の話は単純なのですが、椿三十郎の臨機応変な対応、敵の騙し方が絶妙で面白く、最後まで引き込まれました。 この面白いリズムこそが、黒澤マジックの本質なので…