1971年、兵庫県神戸市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。 1995年、「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で、第32回文藝賞を受賞しデビュー。 2000年、「ミカ!」で、第49回小学館児童出版文化賞受賞。 2006年、「ぎぶそん」で、第21回坪田譲治文学賞受賞。「八月の路上に捨てる」で、第135回芥川賞受賞。 妻は直木賞作家の角田光代。
助手席にて、グルグル・ダンスを踊って (河出文庫) 作者:伊藤 たかみ 河出書房新社 Amazon 「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」 伊藤たかみ(著) あらすじ 日本っぽくない小洒落た青春物だけど まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 近々、初めて盛岡に行く事になりそうなので、どんな格好で行くべきなのか迷っているところです^^; 仕事で山の上の方を見に行くので、ヒートテックは持っていこうかな〜と思います^ ^ 行ってみて寒ければ、向こうで上着とか買おうかな〜と(^ω^) 本日は学生時代に出会った作品なのですが、後に芥川賞を受賞する伊藤たかみ先生のデビュー作をご紹介いた…
誰かと暮らすということ (角川文庫) 作者:伊藤 たかみ KADOKAWA Amazon 「誰かと暮らすということ」 伊藤たかみ(著) KADOKAWA あらすじ 合う合わないはありそう まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 先日読んだ「八月の路上に捨てる」が面白かったので、伊藤たかみ先生の過去作を読んでみましたので、ご紹介させていただきます☆ 「誰かと暮らすということ」 伊藤たかみ(著) KADOKAWA あらすじ 不思議な距離感の同期の男女、夫婦、離婚して一人暮らしを始めた女性… 東京の片隅で生きる人々の等身大の日常を描く短編集。 合う合わないはありそう 結論から言うと、…
八月の路上に捨てる (文春文庫) 作者:伊藤 たかみ 文藝春秋 Amazon 「八月の路上に捨てる」 伊藤たかみ(著) 文藝春秋 あらすじ 軽やかだが、深く心情を綴る伊藤たかみ先生の文章 まとめ こんな人にオススメ こんばんは、ちわぷ〜です! 学生時代、デビュー作の「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」や「指輪をはめたい」と出会い、衝撃を受けた伊藤たかみ先生。 しかし、何故だか知りませんが社会に出てからは読む機会がなかった事に気づき、 代表作の一つである、芥川賞受賞作を読んでみましたので、ご紹介させて頂きます☆ 「八月の路上に捨てる」 伊藤たかみ(著) 文藝春秋 あらすじ 自動販売機の補充の…
★★☆☆☆ あらすじ ロードサイドのレストラン「ドライブイン蒲生」の子として生まれ、周囲にバカの家の子と陰口を叩かれて育った姉弟。 感想 いい加減な父親に反発する姉とそれを傍観する弟を描いた物語だ。だが肝心の愛憎入りまじった父親との関係があまり伝わってこない。薄っぺらい親子のエピソードばかりで、そもそも父親がどんな人物かすらよく分からなかった。憎しみを覚えるとか以前の問題で、この父親に対してなんらかの特別な感情が湧かなかった。 だから姉が、彼が自分の父親でなければいいのにと夢想するほど嫌う理由も分からず、物語の根底が曖昧になってしまっている。その上、各シーンの状況も分かりづらく、姉弟を中心に積…
伊藤たかみ氏の八月の路上に捨てるを読んだ。以前SmartNewsの読書のタブに以下の記事が配信されていて、それを見て興味を持ったので読んでみた。2006年の芥川賞受賞作ということである。 www.ebookjapan.jp ここに書かれていることは、ある意味衝撃的だった。 話をおもしろくするために、次々と偶然をつみかさねていくような作り話ではなく、一人の人間がそこに生きていて、苦しんだり悩んだりする姿を、ありのままに描く、というのが本物の「小説」だということになるでしょうか。逍遙はそれを、「人情と風俗」と表現しました。これはちょっとふるい言葉なので、ここでは「人間と社会」を描く、というふうに言…