翻訳家、評論家、アンソロジスト。1942年生まれ。 浅倉久志と並ぶ、日本最強のSF翻訳家。 『SFマガジン』誌上に連載していたSFスキャナーにおいて多くの海外SFを日本に紹介。(翻訳活動も含めた)後の日本のSFシーンに多大な影響を与える。 また、カート・ヴォネガットの翻訳に際して採用した文体は、村上春樹にも影響を与えたといわれる。 一時、活動を休止していたが、1996年に『アインシュタイン交点』(サミュエル・R・ディレイニー)の出版で復活。
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第46回日本SF大賞が発表されています。 【大賞】『伊藤典夫評論集成』伊藤典夫 (国書刊行会) 【特別賞】『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』スタジオカラー、バンダイナムコフィルムワークス SUNRISE Studio 【功績賞】 故・紀田順一郎(作家、評論家、翻訳家、幻想文学研究家) 選考は大変だったでしょうが、私にとっては『伊藤典夫評論集成』の受賞は当然。この本に書かれていることを抜きにして、日本のSFは語れないと思っています。 伊藤典夫さんとは学生時代から個人的にも親しくしていただき、それ以前からむさぼるように読んでいた伊藤さんの翻訳書や批評と併せて、人生の師匠の…
「これからどうすればいいんでしょう? 本はぼくらを助けてくれるんでしょうか?」「必要なものの三つめが手にはいりさえすれば。ひとつめは、最前いったとおり、情報の本質だ。二つめは、それを消化するための時間。そして三つめは、最初の二つの相互作用から学んだことにもとづいて行動を起こすための正当な理由だ。しかしながら、この老いぼれと、物事に幻滅した昇火士が、ゲームも終盤におよんだいま、なにほどのことができるのか、はなはだ疑問だな……」「ぼくは本を手にいれることができます」「そのような危険を冒すつもりとは」(レイ・ブラッドベリ『華氏451度』ハヤカワ文庫、2014) こんばんは。前回のブログ記事にたくさん…
吸血鬼は夜恋をする 伊藤典夫 編訳 創元SF文庫 ★★★★★ とっても面白いです タイトルを見て即買いました。 私は魔法使いと吸血鬼は大好物なので♪ 吸血鬼物の短編アンソロジーかと思ったのですが、 SFとファンタジーのショートショート傑作集でした。 予想とは違ったのですが、抜群に面白い。 なぜかと言うと、50~60年代の作品が中心だからです。 (30年代が2作、40年代が1作含まれています) この時代は今と違って、SFとファンタジーの境がはっきりしなかった。 それが私にはぴったりなのです。 もう、全32編をワクワクドキドキしまくりながら読了しました。 面白かった♪ ♥ よくもまぁこれだけのこと…
吸血鬼は夜恋をする: SF&ファンタジイ・ショートショート傑作選 (創元SF文庫)作者:ヤング、マシスン他東京創元社Amazon 伊藤典夫が初めて単独編纂した同タイトルのアンソロジイ(ショートショート23編)に、 〈SFマガジン〉〈奇想天外〉の掲載作9編を追加した、全32編。 「理屈抜きで楽しんでいただけるような小品を選ぶよう心懸けた」と、 翻訳者あとがきにあるように、ちょっとした時間にちょこっと楽しめる作品ばかり。 傑作アンソロジーという風に構えないで、気軽に手にするのが良いだろう。 ショーショートばかりで、32編と数が多いので、 恒例のベスト3だけでなく、ベスト5、ベスト10も選出してみよ…