一宇治城(いちうじじょう)跡は鹿児島県日置市伊集院にある。別名に伊集院城(いじゅういんじょう)や鉄丸城(てつまるじょう?)など。シラス丘陵に築かれた山城で、周囲は約2.3㎞。三方が断崖で、天然の要害である。域内には神明城(しんめいじょう、本丸にあたる)・上平城(かみひらじょう)・中平城(なかひらじょう)・下平城(しもひらじょう)・釣瓶城(つるべじょう)・中尾城・南之城・伊作城・阿多城などが連なる。 一宇治城は、中世に繁栄した伊集院(いじゅういん)氏の居城であった。また、16世紀には島津貴久(しまづたかひさ、島津氏15代当主)が本拠地とし、ここから南九州の支配を広げていった。 現在は「城山公園(…