仕事を頑張ってきた自分が、適応障害で休職することになった。 人生イコール仕事と言っても過言ではない自分が、つまずいてしまった。他に何も誇れるものは無いと言うのに。 ことの発端は、上司との面接だった。「最近、君の評価が下がっている。私は君の頑張りに感謝しているが、昇進させてあげることは、今後ないよ。」私は、耳を疑った。 後輩のミスを全て肩代わりし、誰よりも現場の仕事に身を捧げてきたのに、自分は評価に値しないというのだ。 「君の後輩は成績がよく、10月から君より上の役職につく。後から知ると君も嫌な思いをするだろうと思って事前に伝えたんだ。わかってくれよな。」 3流大学出身の自分は、地頭も悪く、身体…