アイコンとしてのカエル③ 中国における蝦蟇・蛙について 蝦蟇の妖術の大元である中国の神話・伝承において、蝦蟇(蟾蜍)・蛙は、月・不死の象徴・薬・富に結び付く存在です。 蝦蟇が伝説化された一つにはその薬効があると思われます。それは「蟾酥」と言い、『本草綱目』『宋書』等に記載されています。また、『神農本草経』では「蝦蟇」をそのまま薬として使用する使用法が記載されており、腫物に効くとされています。なお、『本草綱目』には千年生きた蝦蟇を食べると仙人になれる、という説も載っています。 蟾酥は、ヒキガエル科のヒキガエル、シナヒキガエルまたはヘリグロヒキガエルの耳後腺および皮膚腺の分泌物です。強心作用、局所…