国際会計基準(IFRS)で損益計算書の開示ルールが2027年度から大幅に変わるようだ。 損益計算書の構造が変わって、「営業」「投資」「財務」の3区分が設けられることになる。この区分はキャッシュフロー計算書と同じで、損益計算書との比較がしやすくなるかもしれない。 会計上の利益というのは相対的なものだ。会計基準が異なれば計上される利益の額も異なることになる。だからできるだけどの企業も同じ会計基準を用いることが理想とされる。その理想に近づくために国際会計基準がある。 だが同じ会計基準でも異なる測定方法が存在するため、計上される利益が相対的であることにはかわりない。 そもそも会計上の利益を企業間で比較…