日本人は,基本的に手先が器用なのだと思う。さまざまな手工芸品が日本各地で作られている。木のツルや竹を編んで器を作ったり,木を削って漆を何十回も重ねて器にしたり,木彫りで仏像やこけしを作ったり,さまざまな織物もある。陶磁器も,地方によってさまざまなものが作られている。手漉きで和紙を作ったり,さらにその和紙を重ねてダルマなどの造形物を作ったりする。 土,木,草など,さまざまな自然の素材を使って作品が作られてきた。筆者には真似ができないが,多くの日本人が伝統的な工芸を守ってきた。 そのさまざまな工芸品は,海外から見ると実に魅力的に見えるそうである。 日本の文化は,かつては「フジヤマ,ゲイシャ」であり…