小学生と中学生のころに、学級や学年のピアノ伴奏をやらせてもらっていた。 どういう経緯でそうなったのかは覚えていない。自分からやりたいと言ったのか、先生から頼まれる形だったのか。どちらにしても、伴奏には自分で演奏するのとはちがうおもしろさがあり、その役割を担うことは好きだったので、喜んでやらせてもらっていた。 中1の時の担任は、まだ若い(たしか20代の)男性教諭、まさひろ先生だった。まさひろ先生はなぜか私の伴奏をいたく気に入り、ことあるごとに「僕はつくしさんのピアノ伴奏が好きだ」と私に言った。熱血で、ただちょっと熱すぎて少し空回り……思春期の私たちは少し遠目で冷やかすような、どこの学校にも必ずい…