12年前、2012年当時。マンションの買い換えで新たに住宅ローンを組むとなったとき。 いかに日本経済の低迷が続いているといえども、変動金利がこの先上がらないとは限らない。なにしろ「変動」なわけで。それでも、リスクを承知で変動金利を選んだのは、ひとえに圧倒的な低金利だったから。 当時、固定金利のフラット35は、だいたい2%でした。一方、わが家が銀行から提示された変動金利は0.875%。試算してみると、その差がよくわかります。 仮に3500万円を借りるとして、フラット35の2%金利の場合、毎月返済額は約11万6000円です(返済期間35年・元利均等の場合。以下同)。利息の総支払額は約1370万円で…