「経理を扱った作品」の第二弾は、柴田よしき『やってられない月曜日』(新潮社、2007年)。会社に入って何年か経ち、仕事にも慣れてくると、新鮮味がなくなってくるのは、世の常。単調な出来事の繰り返しのなかで、常にモチベーションをもって仕事に接し続けることは必ずしも簡単ではありません。では、マンネリ化の悩みを抱くようになった場合、どのように対処すればよいのでしょうか? 参考になるのが、本音満載の本書です。主人公の高遠寧々は、コネで大手出版社に入社し、経理部に勤務する28歳のOLです。マンネリ克服のカギは、彼女の趣味にあったのです! [おもしろさ] 会社の模型作りで周りをよく観察し始めると 高遠寧々が…