www.karugamodanchi.com 新型コロナウィルスの蔓延が問題になって以来、自分より若い世代によるいわゆる小劇場公演への関心が一気に薄れてしまった。この2年間、この手の芝居をまったく見なかったわけではなくて、何本かは見に行っているのである。しかし若い世代の演劇人たちの作品に感じてしまうセンシティブな「私」へのナルシシズムみたいなものに全然共感できなくなっていて、これはジェネレーション・ギャップで自分にはどうしようもないものかもしれないなと思い始めていた。 かるがも団地『なんとなく幸せだった2022』を見に行く気になったのは、出演者のひとりがかつて私のフランス語の授業の教え子だった…