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佐藤卓己

(読書)
さとうたくみ

歴史家。メディア史研究者。1960年、広島県広島市生まれ。

1989年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(西洋史学専攻)。1995年、文学博士号取得(京都大学)。日本学術振興会特別奨励研究員、東京大学新聞研究所・社会情報研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授などを経て、2004年より京都大学大学院・教育学研究科助教授(2007年より准教授)。専門はメディア史、広報学。
著書『大衆宣伝の神話』(弘文堂)、『現代メディア史』(岩波書店)など。『「キング」の時代 ―国民大衆雑誌の公共性』(岩波書店)で2003年度、日本出版学会学会賞、サントリー学芸賞受賞。『言論統制』(中公新書)で2005年、吉田茂賞受賞。

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『近代日本メディア議員列伝6 池崎忠孝の明暗 教養主義者の大衆政治』佐藤卓己 著

なかなかの野心作である。池崎忠孝というメディア政治家をとり上げ、その活動を二十世紀前半の歴史の中に蘇(よみがえ)らせる著者の意図は何か。池崎については、トンデモない議論(日米戦えば日本が勝つ)を戦前くり広げた言論人として、これまでは眉をひそめて放ち置く存在であった。しかし著者の実証と推論を重ねて、手の内を見せながらその存在を確定していく方法に従えば、そこにアナザーヒストリーを発見できる。確かにトンデモない議論の持ち主だが、だからといって全否定すべきものではない。 <書評>『近代日本メディア議員列伝6 池崎忠孝の明暗 教養主義者の大衆政治』佐藤卓己 著 (msn.com)