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体感温度

(サイエンス)
たいかんおんど

人間の温度感覚は気温に左右されるだけではなく、湿度・風速・放射量の値や変化の速度や心理的な状態の影響を受ける。なかでも湿度による影響は大きい。
湿度は人間の生活と関係が深く、暑さや寒さの感覚を定量的に示す体感温度に大しても大きな影響を与える。例えば気温が高い夏場でも湿度が低い場合、体感的にはさほど暑さを感じないが、湿度が高いと気温のわりには相当蒸し暑く感じるといったものが例としてあげられる。
このほかにも、寒冷地において凍傷の予防などを目的に風邪による冷却効果を指標化した風の冷却効果(風冷指数)という体感温度も存在する。

体感温度の計算式

ミスナールの体感温度
体感温度=t-\frac{1}{2.3}(t-10)(0.8-\frac{h}{100})
t=気温(℃)、h=相対湿度(%)。湿度を元に計算した体感温度。気温が10℃以上のときは湿度が上がれば上がるほど暑く感じ、10℃以下のときは湿度が上がれば上がるほど寒く感じる。
リンケの体感温度
体感温度=t-4\sqrt{V}
t=気温(℃)、V=風速(m/s)。風が吹くと体表の熱が奪われるため、体感温度は低くなる。風が1m強くなると体感温度は1度下がる。

この二つの体感温度の数値をもとにして考えれば、同じ気温であっても「湿度が高く、風がない」ほど暑く感じるということになる。

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