これまでの人類の歴史を見ると、進化論における自然選択という観点から、その時代の環境に適応的に生きる事が出来た生き物が生存するという観念が根強くあると思います。この観念にすごく生きにくさを感じていたわけですが、案外そうではないのではないかという気がしています。 今回は、その事について、人間の本質は意識であるという点を踏まえて、意識が体験しているという観点で考えてみたいと思います。 もう一度、ダーウィンの自然選択説というものに触れますが、適者生存という自然の仕組みは、逆に言うと、「生き残るためにはその時代の環境、状況に適応しなければならない」という考え方になる事に気付いてしまうので、適応的に生きる…