以前に比べ、近頃の僕は、 自分でも驚くほど、人の批判をしなくなってきている。 人が言ったりやったりする事柄について批判をしない、 というよりも、全体が神となって観えた途端、 批判することすら忘れてしまう。 おい、それは違うだろう、とか、こいつムカつく、とか、 奴はいつもああだ、とか、この人嫌い、とか、許せない、 といった批判の想念が〝ふっ〟と上ってきたとしても、 圧倒的な〝大好き〟に、即行凌駕されてしまう。 そういう風な見え方の根底にあるのは、 世界は〝本当に〟無かった、という堅固な自覚である。 〝神の感じ〟〝実相世界の感じ〟の存在感でいると、 そっちの方がリアルな実在となり、それに呼応するよ…